Vol. 5 — Who Ends Up Wearing It

Vol. 5 — 誰のためのものか

People sometimes walk into our Kyoto shop believing sweatshirts belong to the young. Others say something very different. Usually quietly. "At my age, if I wear something like this, it has to be genuinely good." We understand both reactions.


スウェットは若い人のものだ、と思って来られる方がいます。

一方で、年配のお客様が、静かにこう言われることもあります。

「この歳で着るなら、本当に良いものじゃないと。」

どちらの感覚も、よくわかる気がしています。

少しずつ、意味が変わってきた

スウェットは長い間、若さや気軽さと結びついた服でした。

どこか一時的で、ラフなもの。

でも、その感覚は少しずつ変わってきている気がします。

旅にも、食事にも、仕事にも。

一日を通して着られるものになってきた。

ファッションが変わった、というより、

生活そのものが変わってきたのかもしれません。

そして、心地よさの基準も。

SMOKEで見ていること

下鴨のSMOKEには、本当にさまざまな方が来られます。

学生。建築士。子育て中の方。定年を迎えた方。

長時間移動する人。 身体を使って働く人。

ただ、気を張りすぎずに、ちゃんとしたものを着ていたい人。

気づけば、年齢や性別の話を、あまりしなくなっていました。

残るのは、もっと静かなことです。

プロポーション。

素材。

身体にどう馴染むか。

そして、気づけば何度も手に取っているかどうか。

ファッションではなく、道具として

kittは、流行のために作られた服ではありません。

どちらかと言えば、道具に近いものだと思っています。

毎日の土台になるもの。

考えなくても、自然と手が伸びるもの。

Signature collectionは、和歌山で編まれた424ベアループジャージーを使っています。

何かを強く主張する服ではありません。

ロゴも、過剰な演出もない。

あるのは、柔らかさと、構造と、耐久性。

それらが静かに共存しているだけです。

何でも外に向けて表現できる時代だからこそ、強く主張しない服に安心する人も増えている気がします。

宣言するためではなく、支えるための服。

毎日のリズムの一部になっていくもの。

日本で作られ、長く付き合っていくためのものです。

着て、生きるための服

「ただのスウェット」と思う人もいるかもしれません。

「ラグジュアリー」だと感じる人もいるかもしれません。

でも、私たちは、そのどちらからも少し距離を置いています。

生活の中に、自然と残っていくもの。

時間が経っても、ちゃんと手が伸びるもの。

日々を支える、ひとつの道具のようなもの。

年齢でも、性別でもなく、

どう生きたいかで選ばれていく服だと思っています。


kittは、日本唯一の常設取扱店SMOKEにて通年お取り扱いしております。京都から世界へ、オンラインストアよりお届けします。

ブログに戻る